小学校では、なぜピアニカやメロディオンではなく、鍵盤ハーモニカっていうの?

  • 2021年5月18日
  • 2022年2月28日
  • 雑学
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小学校では、なぜピアニカやメロディオンではなく、鍵盤ハーモニカっていうの?

こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。

さて、今回は小学校の音楽の授業で使う「鍵盤ハーモニカ」についてです。

みなさんは、この楽器のこと、小学生の頃「鍵盤ハーモニカ」と言っていましたか?

 

さとさと
僕は小学生の頃「ピアニカ」と言っていました。
地域や学校によって違いますが、友達同士では「ピアニカ」とか「メロディオン」と言っていたのではないでしょうか。
でも、学校では「持ち物:けんばんハーモニカ」のように言うことが多いと思います。
では、なぜピアニカやメロディオンではなく、鍵盤ハーモニカというのか、その理由をみていきましょう。

学校では基本的に、商標名ではなく一般名称で呼ぶ

学校では物の名前を呼ぶとき、基本的に一般名称(その道具としての名前)で呼びます。

本来、「鍵盤ハーモニカ」があの楽器としての名前なのです。

 

鍵盤ハーモニカの登録商標

各楽器メーカーが製造している鍵盤ハーモニカには様々な名前が付けられています。

 

楽器メーカー 登録商標
ヤマハ ピアニカ
スズキ メロディオン
ゼンオン ピアニー
キョーリツ メロディピアノ
ホーナー メロディカ

 

国内ではヤマハのシェアが高いので、ピアニカという商標が一般名詞化しているところがありますね。

 

その他、一般名詞化している登録商標

ピアニカだけでなく、ほかにも普段から当たり前のように使っているため、商標ではなく一般名詞だと思っているものも多いです。

 

セロテープ

セロテープの本来の名前は「セロハンテープ」。

「セロテープ」は、ニチバンの登録商標です。

 

バンドエイド

バンドエイドの本来の名前は「ばんそうこう」。

「バンドエイド」はジョンションエンドジョンソン社の登録商標です。

ただ、ばんそうこうに関しては地域差がかなりあるようで、その他にも

「カットバン」「サビオ」「リバテープ」など、いろいろな呼び方があるようです。

 

ホッチキス(ホチキス)

ホッチキスの本来の名前は、「ステイプラー(ステープラー)」。

「ホッチキス」は、E.H.ホッチキス社製のステイプラーの商品名でした。

ただ、実は日本では商標登録はされていなかったようですね。

 

学校で商標名を使わない理由

学校で商標名を使わない理由は、業者との間に何か特別な関係があるのでは?と疑われないようにするためです。

 

さとさと
ちょっと前に流行った「忖度(そんたく)」ともいえますね。
例えば、先生が保護者に対して「鍵盤ハーモニカを用意してください。」と言えば、ピアニカでもメロディオンでもピアニーでもOKです。
しかし、先生が「ピアニカを用意してください。」と言えば、それは「ヤマハの楽器を買ってください。」と言っているのと同じことになります。
ですから、学校では基本的には「鍵盤ハーモニカ」と言います。

まとめ

鍵盤ハーモニカのことを「ピアニカ」や「メロディオン」と言わないのは、それが商標だからです。

そして、学校現場ではなるべく商標を使わないようにしているという話でした。

ただ、一般名詞化している商標も多々あり、ステイプラーのように言い換えると意味が通じないものも多々あります。

(ステイプラーは、子どもにはまず通じませんから。)

 

小学校では、なぜピアニカやメロディオンではなく、鍵盤ハーモニカっていうの?
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