こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。
私自身、子育てをしていて「あとどれくらい子どもと一緒に過ごせるのだろうか?」と考えたことがあります。
そんな時、ふと、「じゃあ自分の親とはあとどれくらい一緒に過ごせるのだろうか?」とも思いました。
子どもと一緒に過ごせる時間について調べてみると…
母親:約7年6ヶ月
父親:約3年4ヶ月
という、数字が…
そんなに少ないのかというのが第一印象です。
この数字について詳しく見ていきましょう。
わが子と生涯で一緒に過ごせる時間
「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」について、関西大学社会学部教授の保田時男先生によると、母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間は約7年6ヶ月(約65,700時間)、父親は約3年4ヶ月(約29,200時間)だそうです。
特に父親に至っては、わずか3年ちょっとという、衝撃的な時間数。
たしかに、平日は仕事で会えない時間が多いと思うので子どもと過ごせる時間が少なくなってしまうのは分かりますが、まさかこんなにも少ないとは思いませんでした。
母親についてもわずか7年半くらいしかないという事にも驚きです。
また、保田時男先生は、具体的にどの時期にどれくらいの時間を一緒に過ごすことができるのかも導き出しています。
まず、わが子と一緒に過ごせる時間の全体を100%とすると、幼稚園入園時には18%が過ぎ、幼稚園卒園時には32%、小学校卒業時には55%、高校卒業で親元を離れるころには73%も過ぎ去ってしまうとのことです。
私自身、大学から一人暮らしをしていたので、たしかにその後は親と一緒に過ごしている時間というのは少なかったなと感じます。
そう考えると、今まさに子育てをしている世代にとっては、とても貴重な時間を過ごしているんだなと。
子育てをしていく中で、時にはイライラしたり嫌になってしまったりということもありますが、我が子と一緒に過ごせる残り時間というものを考えると、ある意味アンガーマネジメントにもなるのではないでしょうか。
自分の親と過ごせる残り時間
親と離れて暮らしている人が、1年間で親と会う日数は、 例えば、お盆に3日、お正月に3日など、平均すると6日間だそうです。
ただ、実家に帰省したとしても、親とずっと一緒にいるということはあまりないと思います。
総務省統計局の社会生活基本調査によると、実家の親と顔を合わせるのは1日平均4時間程度だそうです。
つまり、4時間×6日間=24時間。
1年間で親と過ごせる時間はわずか24時間、1日分しかないということです。
この結果を知ってしまうと、なるべく親の顔を見に行きたい(孫の顔を見せに行きたい)と考えてしまいますね。
子どもや親と一緒に過ごせる時間を計算してみよう!
「いっしょの時間」
https://www.gib-life.co.jp/st/kazoku/jikan/index.html
これは、ジブラルタ生命が運営している、家族との残りの時間を計算してくれるサイトです。
私自身、息子と娘で計算してみると、残り200日ほどでした。
計算結果を見て、想定よりもより少なく計算されているように感じましたが、実際のところそんなものかもしれません…。
だからこそ、子どもたちとの一日一日を大切に過ごしたいと思いました。
みなさんも、一度計算されてみたらいかがでしょうか。
まとめ
今回は、子どもと一緒に過ごせる時間、親と一緒に過ごせる時間についてまとめました。
子どもと一緒に過ごせる時間については、
母親:約7年6ヶ月
父親:約3年4ヶ月
という結果に正直驚きました。
父親に関しては、男性育休がやっと社会的にも認知され始めているところです。
時間数的にも、特に男性は育休を取ることで子どもと一緒に過ごせる時間をグッと増やせるのではないでしょうか。
また、親と過ごせる時間についても、残りを考えるとできる限り会いたいなと思いました。
親から見れば、私たちも子どもですから。
子どもと過ごす一日一日を大切に過ごしていきたいですね。
(参考)