子どもをやる気にさせるには、予習が大切!~勉強が好きになるように~

  • 2021年6月8日
  • 2022年2月24日
  • まなび
  • 25View
  • 0件

こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。

授業中の子どもたちを見ていてよく思うのは、
勉強が好きな子は本当に好きだし、嫌いな子はとことん嫌いだよなぁ
ということ。

勉強が好きな子はよく手を挙げるし、話を聞くし、考える。
勉強が嫌いな子は手も挙げないし、話も聞かないし、考えない。

では、この差はいったいどこからくるのだろうと考えたときに、

事前に知識があるかどうか

が大きなポイントであるように感じます。

そこで今回は、小学校ではほとんど取り上げられることのない「予習」について書いていきます。

「やる気」とは?

走る子供と矢印イメージ

やる気とは、

好奇心をもって物事に取り組むこと」
「内発的動機づけによって物事に取り組むこと」

であると僕は考えています。

内発的動機づけに関しては、以下の記事を参考にしてください。

あわせて読みたい

こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。 学校現場で長く働いていると、宿題についてよく悩まされます。 宿題をやってこない子。 学校ではできるけど家ではできない子。 たまに(1週間に1回程度。継続的に。)忘れてしまう[…]

学校の宿題をしない子への対処法 ~やる気がないのか?できないのか?~

 

では、この「好奇心」って、自分の知っていることと、知らないことのどちらに興味をもつと思いますか?

 

さとさと
好奇心って、知らないことを知りたいって思うことでしょう?

 

好奇心について辞書には、

こうき‐しん〔カウキ‐〕【好奇心】
珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心。「好奇心が強い」
(出典)小学館 デジタル大辞泉

こうき‐しん カウキ‥【好奇心】
〘名〙 珍しい事物や未知のことに興味を持つ心。物好きな心。〔教育・心理・論理術語詳解(1885)〕
(出典)精選版 日本国語大辞典

つまり、自分が知らない事や新しい未知のことに興味をもつ心であると書かれています。

そして、学校現場では、この好奇心をもって新しい学習に臨めるようにと、単元の最初や授業の最初に「導入」をします。
どうしたら新しい学習に子どもたちが興味をもつかな、「知らないことを知りたいな」と思えるかな、と導入を工夫するわけです。

知らない=ワクワク」であると。

しかし、人間、まったく知らない・基礎知識もない・新しいこと、に興味はもちません。

例えば、

・「あなたの学校(または母校)の一日に密着!」
・「シエラレオネ共和国の学校の一日に密着!」

というテレビ番組があったら、あなたはどちらを見ますか?

おそらくほとんどの人は、1つ目の「あなたの学校の一日に密着!」の方に興味をもつのではないでしょうか。

でも、好奇心という観点から考えると、おかしいですよね。
だって、自分の学校のことなんて、もう十分知っているはずだし、見る必要ないでしょう。
まったく知らない「未知」であるシエラレオネ共和国の学校はどうなっているんだろうってワクワクするのでは?と。
(ちなみに、シエラレオネ共和国は、アフリカ大陸の西にある国です。)

辞書の言葉を借りれば、「珍しい」というのは、一般的なものを知っているから「珍しい」と思うことができます。
「未知」というのは、既知(すでに知っていること)があるから「未知」と思うことができます。

つまり、自分の知っていることがあり(基礎知識があり)、さらにその先にある「知らないこと」に人間は好奇心をもつ・興味をもつということなのです。

上のテレビ番組の例でいえば、自分の学校のことは十分知っているけど、
「あっ、これは初めて見た!」とか、
「母校のこの部分が新しくなっている!」
と好奇心旺盛に見ることができるわけですね。

学習においても、この好奇心・興味が、やる気につながります。

だから、やる気を引き出すには予習が大切!

授業風景

予習といっても、何も「先に勉強を進めておかなければならない」というわけではありません。
新しい単元の基礎となる知識があれば十分なのです。

しかし、この「基礎となる知識」が圧倒的に不足している子が多いと感じます。
そして、分からないまま新しい学習が進んでいき、さらに分からなくなる、やる気もなくなるというパターン。
そうならないためにも、やはり「予習」が大切なのです!

場合によっては(特に算数や理科など)、前単元の復習をすることが予習になる場合もあります。

・知っているから自信をもって手を挙げられる。
・知っているからよく話を聞く。
・知っているからその先をよく考える。

これが、いわゆるやる気につながるのだと思います。

小学校では、予習よりも復習が大切だと考える先生が大半ですが、中学・高校と進学していくと今度は「予習をしろ!」って言われますよね。

僕は、小学生でも、やはり予習が大切なのだと思います。

まなびのまほうの「中の人」が、我が子の日常成分多めに呟いています。いいねと思ったらお気軽にフォローを!