こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。
さて、小学校に入学する前までに、
「もう年長さんなのに、まだひらがなが読めない…」
小学校入学前までに、ひらがなの読み書きは必要?
(
ひらがなは何歳から?
早すぎてもダメとか、頭の中がパンクするとか、そういう説もありますが、僕はそうは思いません。
あくまでも、子どもが興味をもったときに、一緒に読んであげるとか、教えていたって感じです。
普段はおもちゃで遊んでいましたし、トミカやプラレールが好きだったのでよくコースを作ってあげたりして遊んでいました。
で、ふとした瞬間に、絵本を読みたがったり、ひらがなに興味をもったりして…
その瞬間を逃さないようにはしていました。
まずは、ことば遊びをたくさんしよう!
ひらがなの勉強に入る前に、とにかくことば遊びはたくさんしました。
しりとりや、マジカルバナナ(で通じるでしょうか。連想ゲームですね。)は、車の中やお風呂、ちょっとした時間によくやりました。
初めのころは、しりとりは同じ言葉を何度言ってもOKにしたり、マジカルバナナはあまりつながっていなくてもOKにしていました。
子どもって、とにかく語彙が少ないので、語彙を増やしてあげることが大切かなと思い、ルールはゆる~くやっていました。
とにかく子どもが楽しめるように、やる気をなくさないように、「もっとやりたいー!」ってなるように…
時にはこちらがわざと失敗したり負けたりして(笑)
「わざと負けるのは相手に失礼」なんて言葉もありますが、大人が本気でやったら2~3歳児にはまず負けません!(笑)
でも、子どもは自分が勝てないゲームに興味をもつと思いますか?
楽しめると思いますか?
もっとやりたいなと思ってくれるでしょうか?
子どもにバレない程度にわざと負けることも、子どものやる気を引き出すためには時には必要だと思います。
ひらがなに興味をもつように、環境を整えてあげることが大切!
では、僕の息子はどうやってひらがなが読めるようになっていったのかというと、とにかく子どもがひらがなに興味をもつように、環境を整えてあげました。
主に、
1.本棚
2.お風呂場
3.おもちゃ
の3点です。

小さいころは、こちらから絵本を見せたり、読み聞かせをしたりしていました。




初めはよく分からなくても楽しそうにやっていましたし、続けていると、だんだん分かってくるようで。
一緒にタッチして遊んでいました。

少し覚えてきたら、「じゃあ、まくらの「ま」はどーれだ?」なんてクイズを出したりしていましたね。
正解したらとにかくほめまくる!
違っていたら、「間違い」とか「違う」とか言わないで、「これだよ~」と教えてあげる。
お風呂でもしりとりをやっていましたが、息子はこの表を見ながら言ってることもよくありましたね。
(小学校1年生では、この辺りをたぶん細かくやると思うので、教科書体に合わせたものを使った方がいいと思います。)
正 | 誤 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
特に1年生のひらがなの勉強では細かくやる先生が多いと思います。
うちのお風呂場には他のおもちゃもたくさんあるので、おもちゃで遊ぶことも多々あります。

こうしておけば、子どもは勉強というよりも「遊びの中の一つ」として、ひらがなに興味をもつのかなと思います。

「ことわざ かるた」
「ぐりとぐら かるた」
「都道府県 かるた」
などなど。息子は「ことわざ かるた」がお気に入りです。
「よく分かったねー!」
「早く取れたねー!」
と、ほめまくります!
近くを指さして「この辺かな~」とか、
「近くにあるかな~」
と。
そして、「すごいねー!」とほめまくります!
そうすると、子どもはすごく悔しがります。
(息子は泣いていましたが…(苦笑))
すると、子どもはとても喜びます。
「またやりたい!」となります。
楽しいと思えることが、子どものやる気につながり、ひらがなにどんどん興味をもっていきます。
親も一緒に楽しむことが大切!
また、絵本にしても、しりとりにしても、カルタにしても、親が一緒に楽しむことがとても大切です。
読み聞かせをするときに、親も楽しみながら読んでいるか。
しりとりをするときに、親も楽しそうにやっているか。
カルタをするときに、親も笑顔でやっているか。
そういうのって、子どもは敏感に感じ取るし、親が楽しんでいる姿を見ると子どもも楽しんでできるんですよね。
「教えよう」と思うと、どうしても「正しいかどうか」意識してしまったり、子どもに無理に「これはなんて読む?」と質問攻めにしてしまったり…
ですから、「教えよう」という気持ちはちょっと捨てて、「一緒に楽しもう!」という気持ちでやると、子どもは自然とひらがなにも興味をもち始めるし、「ひらがなを読みたいな」と思えるようになる気がします。
まとめ
今回は、ひらがなの「読み」に関してまとめてみました。
ひらがなは、小学校入学前までに読めるようになっていれば十分だと思うので、あまり焦らずに取り組めるといいのではないでしょうか。
無理に教え込もうとしてもうまくいきません。
逆に、ひらがなや勉強することが嫌いになってしまう可能性もあります。
まずは、子どもがひらがなに興味をもつように、そして覚えることが「楽しい」と思えるように、環境を整えてあげましょう。
ことば遊びもたくさんしましょう!
親子で楽しみながら覚えていけるといいですね!
(参考)
ひらがなは何歳いつから?読み書きの教え方と練習方法はコレ! | 楽天スーパーポイントギャラリー (rakuten.co.jp)
ひらがなが読めるのは何歳から?これで覚えた!「あいうえお」の練習方法 | kosodate LIFE(子育てライフ) (epark.jp)
こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。 さて、小学校に入学する前までに、ひらがなの読み書きくらいはできるようにしておきたいと考える親は多いと思います。 「ひらがなって、何歳から始めればいいんだろう。」 「う[…]