ひらがなを読む練習はどうやる?3歳前に字が読めるようになった息子の環境

  • 2021年6月15日
  • 2022年2月24日
  • 子育て
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こんにちは。元公立小学校教員歴15年の、さとさとです。

さて、小学校に入学する前までに、ひらがなの読み書きくらいはできるようにしておきたいと考える親は多いと思います。

さとさと
1年生の担任もしたことがありますが、やはりひらがなが読めないと厳しいですね…。
「うちの子は全然ひらがなに興味をもたなくて…」
「もう年長さんなのに、まだひらがなが読めない…」
そんな心配をしている方も少なくないと思います。
そこで、今回はひらがなの「読み」に関して、3歳前にひらがなが読めるようになった息子の様子も交えながらご紹介していきたいと思います。

 

小学校入学前までに、ひらがなの読み書きは必要?

もちろん、小学校1年生でまず始めに勉強するのは「ひらがな」なので、全くできなくても一から勉強はしていきますが、知っているのと知らないのとでは、子どものやる気が全く違います
また、ひらがなを「書く」勉強は一文字ずつ丁寧に学習しますが、「読み」に関してはある程度「読める」前提で学習が進みます
入学してすぐ、黒板にも書きますし、教科書も読みます!算数も、教科書のひらがなを読んで勉強が進んで行きます。)
ですから、入学前までに少なくともひらがなを「読める」ようにはしておいてあげたいですね。

ひらがなは何歳から?

一般的に、読みは4歳ぐらいから、書きは4~5歳くらいからと言われています。
早すぎてもダメとか、頭の中がパンクするとか、そういう説もありますが、僕はそうは思いません。
ひらがなに興味をもったその時がチャンス!
だと思います。
さとさと
実際、僕の息子は2歳10か月くらいでひらがなは全部読めるようになりましたし、3歳半でカタカナも読めるようになりました。
ただし、「勉強するよ!」とか、「ひらがなの勉強しようかー」と、こちらから言ったことは一度もありません
あくまでも、子どもが興味をもったときに、一緒に読んであげるとか、教えていたって感じです。
普段はおもちゃで遊んでいましたし、トミカやプラレールが好きだったのでよくコースを作ってあげたりして遊んでいました。
で、ふとした瞬間に、絵本を読みたがったり、ひらがなに興味をもったりして…
その瞬間を逃さないようにはしていました。

まずは、ことば遊びをたくさんしよう!

ひらがなの勉強に入る前に、とにかくことば遊びはたくさんしました。
しりとりや、マジカルバナナ(で通じるでしょうか。連想ゲームですね。)は、車の中やお風呂、ちょっとした時間によくやりました。

初めのころは、しりとりは同じ言葉を何度言ってもOKにしたり、マジカルバナナはあまりつながっていなくてもOKにしていました。
子どもって、とにかく語彙が少ないので、語彙を増やしてあげることが大切かなと思い、ルールはゆる~くやっていました。

とにかく子どもが楽しめるように、やる気をなくさないように、「もっとやりたいー!」ってなるように…
時にはこちらがわざと失敗したり負けたりして(笑)

「わざと負けるのは相手に失礼」なんて言葉もありますが、大人が本気でやったら2~3歳児にはまず負けません!(笑)
でも、子どもは自分が勝てないゲームに興味をもつと思いますか?
楽しめると思いますか?
もっとやりたいなと思ってくれるでしょうか?

子どもにバレない程度にわざと負けることも、子どものやる気を引き出すためには時には必要だと思います。

 

ひらがなに興味をもつように、環境を整えてあげることが大切!

では、僕の息子はどうやってひらがなが読めるようになっていったのかというと、とにかく子どもがひらがなに興味をもつように、環境を整えてあげました

主に、
.本棚
.お風呂場
.おもちゃ
の3点です。

 

本棚
リビングには本棚を作って、年齢に合わせた絵本や、子どもが興味をもった本やパンフレット(トミカやプラレールの商品紹介など)を置いておきました。
小さいころは、こちらから絵本を見せたり、読み聞かせをしたりしていました。
時には一人で読んでいる(ふう)ことも(笑)
息子 0歳8か月
息子 1歳1か月
息子 1歳5か月
息子 2歳0か月
2歳くらいからは子どもが「読んで~」と持ってきたら、ひざの上に乗せてよく読んであげていましたね。
それと、ことばの図鑑とか辞典で、ペンでタッチするとしゃべってくれるやつはいいですね!
初めはよく分からなくても楽しそうにやっていましたし、続けていると、だんだん分かってくるようで。
一緒にタッチして遊んでいました。
お風呂場
こんな感じで、お風呂場にもいろいろ貼っていました。
子どもに聞かれたら、「これは〇〇って読むんだよ~」って教えてました。
少し覚えてきたら、「じゃあ、まくらの「ま」はどーれだ?」なんてクイズを出したりしていましたね。
正解したらとにかくほめまくる!
違っていたら、「間違い」とか「違う」とか言わないで、「これだよ~」と教えてあげる。
後は、しりとりのヒントになったり。
お風呂でもしりとりをやっていましたが、息子はこの表を見ながら言ってることもよくありましたね。
このひらがな表、初めは100均で買ってきたひらがな表を貼っていましたが、よく見たらフォントの関係ではねるところがはねていなかったので、買い替えました。
(小学校1年生では、この辺りをたぶん細かくやると思うので、教科書体に合わせたものを使った方がいいと思います。)
まぁ、厳密にいうとフォントが違うというだけで、間違っているというわけではないのですが、先生によってはこの「とめ」「はね」「はらい」を正確に書かないと丸がもらえないとかありますので
特に1年生のひらがなの勉強では細かくやる先生が多いと思います。
ただ、お風呂場に「ひらがな表」しかないと、息苦しいですよね。
うちのお風呂場には他のおもちゃもたくさんあるので、おもちゃで遊ぶことも多々あります。

お風呂場のおもちゃたち
遊びの一つとして「ひらがな表」もあるって感じですかね。
こうしておけば、子どもは勉強というよりも「遊びの中の一つ」として、ひらがなに興味をもつのかなと思います。
息子 3歳4か月
ある程度ひらがなが読めるようになってきたら、カルタもよくやりました。
「ことわざ かるた」
「ぐりとぐら かるた」
「都道府県 かるた」
などなど。息子は「ことわざ かるた」がお気に入りです。
初めは一人でやらせて、取れたらとにかくほめる
「よく分かったねー!」
「早く取れたねー!」
と、ほめまくります
また、迷っていたらヒントを出してあげます。
近くを指さして「この辺かな~」とか、
「近くにあるかな~」
と。
慣れてきたら勝負をするわけですが、親は当然わざと負けます(笑)
そして、「すごいねー!」とほめまくります!
ただ、ずっと負けているわけではなく、時には親が勝つこともあります
そうすると、子どもはすごく悔しがります
(息子は泣いていましたが…(苦笑))
そして、次の勝負では親が負けます
すると、子どもはとても喜びます
またやりたい!」となります。
子どもが楽しんでできることが一番大切なことだと思います。
楽しいと思えることが、子どものやる気につながり、ひらがなにどんどん興味をもっていきます。
その他、ひらがなのパズルや、カードゲームなどもよくやりました。

親も一緒に楽しむことが大切!

また、絵本にしても、しりとりにしても、カルタにしても、親が一緒に楽しむことがとても大切です。

読み聞かせをするときに、親も楽しみながら読んでいるか。
しりとりをするときに、親も楽しそうにやっているか。
カルタをするときに、親も笑顔でやっているか。

そういうのって、子どもは敏感に感じ取るし、親が楽しんでいる姿を見ると子どもも楽しんでできるんですよね。

「教えよう」と思うと、どうしても「正しいかどうか」意識してしまったり、子どもに無理に「これはなんて読む?」と質問攻めにしてしまったり…
ですから、「教えよう」という気持ちはちょっと捨てて、「一緒に楽しもう!」という気持ちでやると、子どもは自然とひらがなにも興味をもち始めるし、「ひらがなを読みたいな」と思えるようになる気がします。

 

まとめ

今回は、ひらがなの「読み」に関してまとめてみました。

ひらがなは、小学校入学前までに読めるようになっていれば十分だと思うので、あまり焦らずに取り組めるといいのではないでしょうか。

無理に教え込もうとしてもうまくいきません。
逆に、ひらがなや勉強することが嫌いになってしまう可能性もあります。

まずは、子どもがひらがなに興味をもつように、そして覚えることが「楽しい」と思えるように、環境を整えてあげましょう
ことば遊びもたくさんしましょう!

親子で楽しみながら覚えていけるといいですね!

 

 

(参考)

ひらがなは何歳いつから?読み書きの教え方と練習方法はコレ! | 楽天スーパーポイントギャラリー (rakuten.co.jp)

ひらがなが読めるのは何歳から?これで覚えた!「あいうえお」の練習方法 | kosodate LIFE(子育てライフ) (epark.jp)

 

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